MARDI 6 FEVRIER 2001 

 

 

【GPドゥベルチュール・ラマルセイエーズ】

ヨーロッパのレース開幕を告げるグランプリ・ドゥベルチュール“ラ・マルセイエーズ”が南フランスのラ・セイヌスーメール〜ガルダンヌ間の151、9キロで行われた。このレースはレース中盤、L・ジャラベール(フランス、CSCワールドオンライン)が一人逃げを見せ、一時1分15秒離したが、ゴール42キロ手前で吸収され、35キロに及ぶ逃げは終わった。オリオル(フランス、ジャン・ドゥラトゥール)とブラード(フランス、フェスティナ)の逃げに、ピールとラーセン(共にデンマーク、CSCワールドオンライン)が追い、そのまま集団に捕まるコトなく4選手が逃げ切り、スプリント勝負をピールが勝ち取り優勝した。同じチームのジャラベールは「はっきり言って、今日はあまり調子が良くなかったんだけど、オ−ストラリアのツアー・ダウンアンダーでレースをしてきたピールとラーセンのために力を果したよ。先頭に一人でいるのは辛かったけど、結果的に僕の努力は無駄じゃなかったな」と、新チームに貢献できたことをアピールしていた。

  成績   
1. J・ピール(デンマーク、CSC) 3時間32分19秒
2. N・ラーセン(デンマーク、CSC) 同タイム
3. F・ブラード(フランス、フェスティナ) 同タイム
4. C・オリオル(フランス、ジャン・ドゥラトゥール) 同タイム
5. P・アルガン(フランス、ジャン・ドゥラトゥール)  2分39秒遅れ

【ツール・ド・ランカウェイ】

アジアでの開幕レースは、マレーシアで行われるツール・ド・ランカウェイだ。ヨーロッパからの招待チームはもちろん、日本チームも数多く出場している。6日に気温35℃の中で行われた第1ステージ(182キロ)は、暑さのせいで多くの落車が発生し、優勝候補の一人だったジャンシリル・ロバンも落車に巻き込まれた。このレース、最後のゴールスプリントを制したのは、ファラゼール(カナダ、メルキュリー)。2位には同じチームのコエルツ(オランダ)が入り、コエルツがスプリントのボーナスタイムで総合優勝を手に入れた。このレース9位に飯島誠選手が入り、総合成績は17秒遅れの12位。

  第1ステージ (182Km)  
1. G・ファラゼール(カナダ、メルキュリー) 4時間49分49秒
2. J・コエルツ(オランダ、メルキュリー) 同タイム
3. E・デガノ(イタリア、パナリア) 同タイム
4. I・クワランタ(イタリア、アレクシア) 同タイム
5. H・ヤンセン(オランダ、サターン) 2秒遅れ
  総合成績  
1. J・コエルツ(オランダ、メルキュリー)  
2. G・ファラゼール(カナダ、メルキュリー) 2秒遅れ
3. E・デガノ(イタリア、パナリア) 8秒遅れ
4. P・ベッティーニ(イタリア、マペイ) 9秒遅れ
5. I・クワランタ(イタリア、アレクシア) 12秒遅れ

 

【千穂のちょっとした話】
レースシーズン始まりましたね。ランカウェイ、飯島選手の名前がHPに載っていたのでうれしかったです。ランカウェイはマレーシアのレースですが、このレース甘く見ちゃーいけません。ヨーロッパから数多くのプレスがご招待されているので、はっきり言って、こっちではジャパンカップより知名度は高いんです。シーズン初めのレースだから、注目度もそれなりにあるし、このレースで活躍すればヨーロッパチームへのアピールにもなります。舞台はアジアだし、ぜひとも日本人選手に頑張っていただきたいです。


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