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【GPドゥベルチュール・ラマルセイエーズ】
ヨーロッパのレース開幕を告げるグランプリ・ドゥベルチュール“ラ・マルセイエーズ”が南フランスのラ・セイヌスーメール〜ガルダンヌ間の151、9キロで行われた。このレースはレース中盤、L・ジャラベール(フランス、CSCワールドオンライン)が一人逃げを見せ、一時1分15秒離したが、ゴール42キロ手前で吸収され、35キロに及ぶ逃げは終わった。オリオル(フランス、ジャン・ドゥラトゥール)とブラード(フランス、フェスティナ)の逃げに、ピールとラーセン(共にデンマーク、CSCワールドオンライン)が追い、そのまま集団に捕まるコトなく4選手が逃げ切り、スプリント勝負をピールが勝ち取り優勝した。同じチームのジャラベールは「はっきり言って、今日はあまり調子が良くなかったんだけど、オ−ストラリアのツアー・ダウンアンダーでレースをしてきたピールとラーセンのために力を果したよ。先頭に一人でいるのは辛かったけど、結果的に僕の努力は無駄じゃなかったな」と、新チームに貢献できたことをアピールしていた。
成績 | ||
1. | J・ピール(デンマーク、CSC) | 3時間32分19秒 |
2. | N・ラーセン(デンマーク、CSC) | 同タイム |
3. | F・ブラード(フランス、フェスティナ) | 同タイム |
4. | C・オリオル(フランス、ジャン・ドゥラトゥール) | 同タイム |
5. | P・アルガン(フランス、ジャン・ドゥラトゥール) | 2分39秒遅れ |
【ツール・ド・ランカウェイ】
アジアでの開幕レースは、マレーシアで行われるツール・ド・ランカウェイだ。ヨーロッパからの招待チームはもちろん、日本チームも数多く出場している。6日に気温35℃の中で行われた第1ステージ(182キロ)は、暑さのせいで多くの落車が発生し、優勝候補の一人だったジャンシリル・ロバンも落車に巻き込まれた。このレース、最後のゴールスプリントを制したのは、ファラゼール(カナダ、メルキュリー)。2位には同じチームのコエルツ(オランダ)が入り、コエルツがスプリントのボーナスタイムで総合優勝を手に入れた。このレース9位に飯島誠選手が入り、総合成績は17秒遅れの12位。
第1ステージ (182Km) | ||
1. | G・ファラゼール(カナダ、メルキュリー) | 4時間49分49秒 |
2. | J・コエルツ(オランダ、メルキュリー) | 同タイム |
3. | E・デガノ(イタリア、パナリア) | 同タイム |
4. | I・クワランタ(イタリア、アレクシア) | 同タイム |
5. | H・ヤンセン(オランダ、サターン) | 2秒遅れ |
総合成績 | ||
1. | J・コエルツ(オランダ、メルキュリー) | |
2. | G・ファラゼール(カナダ、メルキュリー) | 2秒遅れ |
3. | E・デガノ(イタリア、パナリア) | 8秒遅れ |
4. | P・ベッティーニ(イタリア、マペイ) | 9秒遅れ |
5. | I・クワランタ(イタリア、アレクシア) | 12秒遅れ |
【千穂のちょっとした話】
レースシーズン始まりましたね。ランカウェイ、飯島選手の名前がHPに載っていたのでうれしかったです。ランカウェイはマレーシアのレースですが、このレース甘く見ちゃーいけません。ヨーロッパから数多くのプレスがご招待されているので、はっきり言って、こっちではジャパンカップより知名度は高いんです。シーズン初めのレースだから、注目度もそれなりにあるし、このレースで活躍すればヨーロッパチームへのアピールにもなります。舞台はアジアだし、ぜひとも日本人選手に頑張っていただきたいです。
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