VENDREDI 2 MARS 2001 

 

 

【バレンシア一周】

 1日の第3ステージは、カテゴリー1級の峠が3つあり、ケルメ3選手を含む8選手の逃げグループが形成された。しかし、総合トップのM・ボーヘルト率いるラボバンクチームが追い上げ、ゴール手前10数キロで逃げグループは集団に吸収されてしまう。A・ゴンザレス(スペイン、ケルメ)がゴール前にアタックをかけるが、D・エチェバリアに抜かされて、ステージ優勝はオンセからウスカルテルに移籍したD・エチャバリアのものとなった。総合成績は変わらず、ボーヘルトがトップ。

  第3ステージ 149.5km  
1. D・エチェバリア(スペイン、ウスカルテル) 3時間43分59秒
2. A・ゴンザレス(スペイン、ケルメ) 同タイム
3. E・デッケー(オランダ、ラボバンク) 同タイム
4. F・イェーカー(スイス、マイア) 同タイム
5. J・デロスアンへレス(スペイン、ケルメ) 同タイム

 第4ステージは、カンペリョ峠にゴールする山岳コース。しかし、M・パンターニ(イタリア、メルカトーネウノ)は気管支炎が原因でスタートせず。この日は雨が降る辛いレースとなり、A・オラーノ(スペイン、オンセ)はレース途中で棄権した。最後の難関、カンペリョ峠の上りで、昨日の覇者エチェバリア(スペイン、ウスカルテル)など、有力選手16選手の先頭グループができ、ゴール4キロ手前で、M・ボーヘルト(オランダ、ラボバンク)、L・ピエポリ(イタリア、i.バネスト.com)A・ヴィノクロフ(カザフスタン、ドイツテレコム)、F・イェーカー(スイス、マイア)の4選手に絞られた。ヴィノクロフがアタックを仕掛けるが、ボーヘルトとイェーカーに抑えられ、最後はこの4選手のゴールスプリントとなり、今絶好調のボーヘルトがライバルをものともせず、第1ステージに引き続き2度目の勝利を手にした。

  第4ステージ 147,2km  
1. M・ボーヘルト(オランダ、ラボバンク)    3時間57分46秒
2. F・イェーカー(スイス、マイア) 同タイム
3. A・ヴィノクロフ(カザフスタン、ドイツテレコム) 同タイム
4. L・ピエポリ(イタリア、i.バネスト.com) 同タイム
5. F・マンセボ(スペイン、i.バネスト.com) 12秒遅れ
  総合成績  
1. M・ボーヘルト(オランダ、ラボバンク)  15時間52分50秒
2. F・イェーカー(スイス、マイア) 同タイム
3. L・ピエポリ(イタリア、i.バネスト.com) 同タイム
4. A・ヴィノクロフ(カザフスタン、ドイツテレコム) 38秒遅れ
5. D・エチェバリア(スペイン、ウスカルテル) 45秒遅れ

【千穂のちょっとした話】
 去年はいまいちパッとしなかったボーヘルトが、このレースで2度目の勝利です。彼は春に結構、頑張るんですよね。一昨年は、パリ〜ニースで優勝しているし。今年は、ぜひツール・ド・フランスで活躍してほしいな。明日が最終ステージで、26、8キロの個人タイムトライアルです。今のところ総合はボーヘルトがトップだけど、大逆転の可能性あり。ボーヘルトに勝ってもらいたいけど、どうなるかな?
 私は明日、ヘットフォルクに行ってきます!去年の夏、交通事故で引退をささやかれていたムセウが復活し、明日のレースに出場するようです。調子はまだ良くないようですが、彼の復活精神はすごい!私もちょっとあやからなくては…。明日は天気が悪そうなので、雨だけは降らないといいな。さ〜て、明日の用意しなきゃな。


過去のLe Journal

Top | HISAKI's | Profile | Mail

Copyright © 2001 Chiho IWASA