SAMEDI 3 MARS 2001 

 

【ヘットフォルク】


チーム名が変わって、ジャージも変わった「ランドバウクレジット・コルナゴ」の三船選手
 

 ベルギーでヘットホルクが行われた。このレースに阿部選手、三船選手が出場!出走は11時30分だったが、この時間になっても気温は上がらず約1℃。寒い、寒い。レースは最初からアタックがかかり、集団との差を4分ほど広げる。50キロ地点のクワーレモントの石畳の坂では、三船選手が集団グループの中ほどにいるのを発見!そのあと少しして、大歓声のなかムセウも通過した。少々遅れて、阿部選手が単独でクワーレモントを上ってきた。昨日イタリアからベルギーに来て、いきなりこの寒さにこの石畳。さすがに苦しそう。私はその後先周りをして、84キロ地点の見所ミュー・ファン・ゲラールスベルゲン(フランス語だとグラモン)に行くはずが、逃げグループと集団の差があいている為、渋滞に巻き込まれてしまい、レース中もう2度と日本選手の姿を見るコトはなかった。あ〜ぁ。

 レースはそのグラモンでA・チミル(ベルギー、ロット)、M・バルトリ(イタリア、マペイ)が先頭グループに入ったとのラジオ実況。その後、レース実況は途切れ途切れしか入らなく、状況はわからず。ゴール地点にあるプレスルームのテレビで、最後の5キロを観戦した。今調子のいいD・ナルデッロ(イタリア、マペイ)が何度かアタックをかけるが成功せず、最後はバルトリが加速し、サムライスタイルでゴールした。
 2週間前に南フランスで見たバルトリとはうってかわって、今日はやる気十分だった。やはりバルトリ寒さと石畳には強い!

     
 レース後三船選手に話を聞くと、なんとミュー・ファン・ゲラールスベルゲン(グラモン)を集団で通りすぎたあとに、踏切りで引っかかってしまったと言うことだ。集団は2つに分かれ、電車が通過するまで踏切りを渡れず取り残された選手たちは、やる気をなくしてほどなくしてリタイアしてしまった。ムセウ(ベルギー、マペイ)、ステールス(ベルギー、マペイ)、デュラン(フランス、ラ・フランセーズデジュ)などもこの踏切りでの犠牲者。リタイアしてそのまま走って帰った選手もいたそうだけど、三船選手は補給地点を過ぎた後、収容バスに乗ったそうだ。明日もレースがあるので、無理は禁物。ところで、阿部選手はいずこ…
   トラックに載せられた自転車を待つ選手たち。
 誰がいたかはナイショ。
  結果     ゲント〜ロクロン 200Km  
1. M・バルトリ(イタリア、マペイ) 4時間52分00秒
2. H・ファンディック(ベルギー、ロット) 同タイム
3. M・プロンク(オランダ、ラボバンク) 同タイム
4. A・ピズィクス(ラトビア、CSCワールドオンライン) 同タイム
5. F・ドワエレ(ベルギー、ロット) 同タイム

【千穂のちょっとした話】
 いつもはもう少し暖かいのに、今年は寒いの一言!写真を撮りに行ったのに、う〜撮れなかった。三船選手は撮れたけど、ピントがあっているかどうかが問題です。阿部選手は…。ちょうどフィルムがなくってデジカメで撮ったら、タイミングがずれてあ〜ぁ。明日は頑張るぞ!晴れるといいけど、また寒そう。

【バレンシア一周】

最終日の第5ステージは個人タイムトライアルが行われ、レース前半にスタートしたV・エキモフ(ロシア、USポスタル)が天候にも恵まれ、このステージ勝利を手に入れた。総合トップ選手たちが出走する頃には雨が降り、路面が濡れて不利な状況となった。この悪条件を落車しないように心がけつつ、精一杯走った選手がイェーカー(スイス、マイア)だった。初日から総合トップを守ってきたM・ボーヘルトは慎重になりすぎ、最後にトップの座を逃してしまった。しかし、パリ〜ニースなどこれからが彼にとっての本番となる。

  第5ステージ(個人タイムトライアル) 26.8Km  
1. V・エキモフ(ロシア、USポスタル) 28分46秒
2. J・ヤクシュ(スペイン、オンセ) 1秒遅れ
3. A・ゴンザレス(スペイン、ケルメ) 2秒遅れ
4. D・ミラー(イギリス、コフィディス) 19秒遅れ
5. JA・マルティネス(スペイン、ウスカルテル) 25秒遅れ
  総合成績  
1. F・イェーカー(スイス、マイア)  16時間22分48秒
2. M・ボーヘルト(オランダ、ラボバンク) 13秒遅れ
3. A・ヴィノクロフ(カザフスタン、ドイツテレコム) 32秒遅れ
4. E・デッケー(オランダ、ラボバンク) 37秒遅れ
5. C・ヴァンデヴェルデ(アメリカ、USポスタル) 50秒遅れ

 


過去のLe Journal

Top | HISAKI's | Profile | Mail

Copyright © 2001 Chiho IWASA