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【パリ〜ニース、第2〜第5ステージ】
13日の第2ステージは、ゴール20キロ手前で、ヴィノクロフ(カザフスタン、ドイツテレコム)のアタックにより、デュフォー(イタリア、サエコ)、モンクティエ(フランス、ラ・フランセーズデジュ)を含む6選手のグループができる。15キロほど手前で、集団からバルトリ(イタリア、マペイ)、チミル(ベルギー、ロト)などを含む20選手くらいがステージ勝利を狙いアタックし、先頭グループを追いかけたため、先頭グループはいつしかヴィノクロフのみとなってしまった。徐々に差が縮まるのを知りながらも、勝利のチャンスを狙ってひたすら走るヴィノクロフだったが、集団の猛追にはかなわず、無情にもゴール最後の5メートル足らずで、横からファンペテヘン(ベルギー、メルキュリー)に勝利を奪われてしまった。昨日まで総合トップだったマッタン(ベルギー、コフィディス)は、1分41秒遅れでゴールし、ファンペテヘンが総合トップに立った。
第2ステージ クレルモンフェラン〜サンテティエンヌ 195、4キロ | ||
1. | P・ファンペテヘン(ベルギー、メルキュリー) | 5時間00分53秒 |
2. | A・ヴィノクロフ(カザフスタン、ドイツテレコム) | 同タイム |
3. | D・フーリゴ(イタリア、ファッサボルトロ) | 同タイム |
4. | M・バルトリ(イタリア、マペイ) | 同タイム |
5. | A・チミル(ベルギー、ロト) | 同タイム |
総合成績 | ||
1. | P・ファンペテヘン(ベルギー、メルキュリー) | 10時間29分35秒 |
2. | J・ヤクシュ(ドイツ、オンセ) | 11秒遅れ |
3. | R・ルムサス(リトアニア、ファッサボルトロ) | 15秒遅れ |
4. | D・フーリゴ(イタリア、ファッサボルトロ) | 16秒遅れ |
5. | A・チミル(ベルギー、ロト) | 27秒遅れ |
【千穂のちょっとした話】 この日は私、家にいたのでやっていないだろうな〜と思いつつ、ベルギーのフラマン語のチャンネルにあわせたら、やってましたパリ〜ニース。ヴィノクロフがデュフォーとかと逃げているところでした。フラマン語のチャンネルなので、いつものごとく画面が歪んで時々白黒になりながらも見てました。最後のヴィノクロフ一人での走りは、もうあきらかに追いつかれるのに、全くあきらめずに走っていて感動ものでした。ゴールぎりぎりで「さされた」ヴィノクロフのレース後のインタビューは、「プロ入りする前に住んでいたサンテティエンヌがゴールだったから、かつての知り合いも観に来てくれてたし、コースも良く知っていたから、どうしても勝ちたんだ」とのこと。あの落胆ぶりヴィーノにしては珍しいです。ぜひ、この悔しさをバネにして頑張ってもらいたいな。 |
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ツール・メディテラネアンにて |
第3ステージは、総合トップのファンペテヘン(ベルギー)率いるメリュキュリーが最後の15キロで、集団をコントロールし、スプリント勝負でコエルツ(オランダ、メルキュリー)が勝利をあげた。メルキュリーあっぱれ。
第3ステージ サンテティエンヌ〜ヴィルヌーブ・レザビニョン 217、9キロ | ||
1. | J・コエルツ(オランダ、メルキュリー) | 4時間43分28秒 |
2. | JP・ナゾン(フランス、ラ・フランセーズデジュ) | 同タイム |
3. | D・ホンド(ドイツ、ドイツテレコム) | 同タイム |
4. | D・ナゾン(フランス、ボンジュール) | 同タイム |
5. | J・プランカールト(ベルギー、コフィディス) | 同タイム |
15日の第4ステージは、タラスコンをスタートし、頂上は石だけのハゲ山モン・バントゥーを越えて、システロンへゴールする195、6キロのコース。レース前半にボゴンディー(フランス、ラ・フランセーズデジュ)とアウス(エストニア、AG2r)が集団から逃げるが、レース中盤にある難関モン・バントゥーで先頭はボゴンディーのみとなる。その後も一人で走り続けるが、ゴール手前10キロで集団に追いつかれ、レースはふり出しに戻る。ゴール7キロ手前で、ツェーレ(スイス、チームコースト)がアズベド(ポルトガル、オンセ)を引きつれて、集団から飛び出した。残り4キロで、集団との差は22秒。集団が後方から迫っていたが、この2選手はなんとか逃げ切り、ツェーレがアズベドを離しゴールした。
第4ステージ タラスコン〜システロン195、6キロ | ||
1. | A・ツェーレ(スイス、チームコースト) | 4時間55分10秒 |
2. | J・アズベド(ポルトガル、オンセ) | 同タイム |
3. | T・ホフマン(オランダ、CSCワールドオンライン) | 4秒遅れ |
4. | P・ファンペテヘン(ベルギー、メルキュリー) | 4秒遅れ |
5. | A・チミル(ベルギー、ロト) | 4秒遅れ |
【千穂のちょっとした話】
第4ステージは面白そうだったので、ビデオ録画をセットして外出しました。家に帰ってすぐ見ようとしたのですが、ちょっとまき戻して再生すると、白黒の画面で何がなにやら…。画面を見ながら巻き戻すと、バネストのマンセボのインタビューがあり、更にまき戻すとツェーレがインタビューされていました。おぉツェーレだと思い、再生したけど言葉が全くわからない。ただそれを見て、私は「あ〜ぁ、ツェーレは活躍したけど、マンセボが勝ったんだ」と思ってしまいました。近頃、ツェーレは勝てそうで勝てないって言うイメージがあったので、ツェーレが勝ったとは!でも、なぜゆえマンセボのインタビューがあったんでしょ?
今季、バネストからチームコーストに移籍したツェーレ。チームからの信頼度は高く、クラシックレースでの活躍が期待されているようです。この勝利で自信がついたツェーレ。かつての走りが復活するかも?
第5ステージは、スタート直後からアタックが繰り広げられたがうまく行かず、55キロ地点でシモン(フランス、ボンジュール)、ワデッキ(ポーランド、ドモ)、トサット(イタリア、ファッサボルトロ)3選手の逃げグループが決まる。一時は、集団との差が13分も開いた。この3人は集団に追いつかれることなく最後まで逃げ切ったが、ゴール3キロ手前で2選手の加速について行けずシモンが脱落。トサットとワデッキの一騎打ちとなり、数百メートル手前から2人並んで競り合ったが、ワデッキが一歩リードしてゴールした。総合成績は変わらず、ファンペテヘンがトップ。明日は、エズ峠にゴールする個人タイムトライアル。総合成績が一気に変わること間違いなし。
第5ステージ 240、3キロ | ||
1. | P・ワデッキ(ポーランド、ドモファームフリッツ) | 6時間24分12秒 |
2. | M・トッサト(イタリア、ファッサボルトロ) | 同タイム |
3. | F・シモン(フランス、ボンジュール) | 36秒遅れ |
4. | E・マニュアン(フランス、ラ・フランセーズデジュ) | 1分10秒遅れ |
5. | T・Hushovd(ノルウェー、クレディアグリコル) | 1分10秒遅れ |
総合成績 | ||
1. | P・ファンペテヘン(ベルギー、メルキュリー) | 26時間33分39秒 |
2. | J・ヤクシュ(ドイツ、オンセ) | 11秒遅れ |
3. | R・ルムサス(リトアニア、ファッサボルトロ) | 15秒遅れ |
4. | D・フーリゴ(イタリア、ファッサボルトロ) | 16秒遅れ |
5. | A・チミル(ベルギー、ロト) | 27秒遅れ |
【千穂のちょっとした話】
パリ〜ニースが始まる前、「フランス人の活躍大いに期待される今年のパリ〜ニース」と騒いでいたのに、フタをあければ…。期待大だったブロッシャールは、総合1分20秒遅れの19位。これじゃ明日のタイムトライアルで去年のように一気にトップ!は無理でしょう。私としては、33秒遅れで8位のヴィノクロフに期待。でも、総合3、4位のファッサボルトロ勢が、ちょっと気になるな?
明日は、実況体制です。今年初実況頑張ります。でも、T.Tってタイムばっかりで伝えるのちょっと難しいなぁ。
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