SAMEDI 31 MARS 2001 

 

 

【GP E3 ハーレルベーケ】

ベルギーのハーレルベーケをスタートし、来週の日曜日に行われるワールドカップ第2戦のツール・デ・フンドルのコースになっている峠を通過し、ハーレルベーケにゴールする209キロのコース。M・バルトリ(イタリア、マペイ)、P・ファンペテヘン(ベルギー、メルキュリー)など、4月のベルギーで行われるレースで活躍が期待されている選手は、体調が悪くレースに出場せず、来週のフランドルでの活躍が懸念される。

気温は10℃くらいで、曇り空の中行われたこのレースは、風がきつかったせいもあってか、前半から集団がばらけ、一度遅れてしまった選手はレースを追いかける一般の車に行く手を阻まれ、どんどんリタイアしていった。レースは、ゴール19キロ手前の最後の峠ティエゲンベルグで先頭の逃げグループにいたA・チミル(ベルギー、ロト)がアタックし、そのまま他を引き離し単独でゴールした。結局このレースは85人ほど完走したけれど、集団は時間オーバーで順位がついたのは30位まで。

優勝したチミルは、「逃げのグループの中に、ホフマン(オランダ、CSCワールドオンライン)、ヴェセマン(ドイツ、ドイツテレコム)などがいたから、スプリントになるのを避けたくてアタックした。峠の頂上を最初に通過しようを心に決めて、加速したんだ。絶対、誰かが追いかけてくると思っていたのに誰も来なかったよ。この2日間、最後の峠を中心に練習してたから、あの場面でアタックできた。あのあたりのコースは熟知してたからね」と、満面の笑みを浮かべ、余裕の表情で語った。そして、記者会見後「アドゥマン(また明日ね)」と一言。集まった報道陣に笑いが起こった。明日のレースも勝つ気?

  【結果】  
1. A・チミル(ベルギー、ロト) 5時間8分49秒
2. S・ヴェセマン(ドイツ、ドイツテレコム) 1分8秒遅れ
3. M・Hvastija(スロバキア、アレッシオ) 1分10秒遅れ
4. J・プランカールト(ベルギー、コフィディス) 1分16秒遅れ
5. T・ホフマン(オランダ、CSCワールドオンライン) 1分16秒遅れ

【千穂のちょっとした話】
先週に比べて、今日は暖かかったです。朝はすごくいいお天気だったのに、レースが始まる少し前から曇り始め、レース中はずっと雲り空で、終わったとたんに晴れ始めました。なんちゅう天気!でも、雨が降らなかったので、良かったです。今日はレース開始後、見ず知らずの人たちの車に乗せてもらい、レースを周ってきました。みんな陽気な人たちで、レース&コースに詳しく、とても楽しい一日を過ごしました。こういう出会いがあるから、レース観戦って面白いんですよね。三船さんがこのレースに出場していたので、「日本人も走ってるんだよ」と、日本人アピールもしてきました。

明日は、フレッシュ・ブラバンソンです。私はお家でテレビ観戦。多分、実況します。お楽しみに。

 


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