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【ジロ第1ステージ】
第1ステージはGiulianova からFrancavilla Al Mareまでの202キロのコース。前半に16、7キロの上り、後半にも小さな上りがあるコース。マリニ(イタリア、リキガス)とグアルディ(イタリア、モビルベッタ)の2人が先頭を走り、集団との差を6分以上あける。途中から雨が降りだし、ゴールまで残り50キロほどで、先頭2人とロトが引く集団との差は4分ほど。テレビでは、手を上げてサポートカーを呼ぶ野寺選手の姿が映し出され、名前のテロップが出る。テレビの解説者は、野寺選手のコトを説明していたようだが、「NoderaとShimano」しか理解できず…。
雨で路面がぬれているため、落車が発生し、ウルリッヒが巻き込まれたが、アシストがバッチリついて、何事もなく集団に戻った。ゴールに近づくにつれ、先頭と集団との差は縮まっていき、捕まってしまった。
集団から、U・オサ(スペイン、iバネスト.com)がアタックし、単独でトップに立つ残り17キロ、街の細い道を抜けていく。カーブが多く、雨で路面がぬれているため、オサはカーブで転倒!集団の方でも至るところで、次から次に落車が起こり、シント(イタリア、マペイ)は倒れたまま動けず、ピッコリ(イタリア、マペイ)、オラーノ(スペイン、オンセ)なども落車したようだ。ゴールまでは下りで、落車が耐えない。あまりにも、みんなポテポテこけているので、誰が誰だか…。このツルツルに滑るコースのため、集団は一気に分裂し、先頭は10人のどのグループになり、パンターニ(イタリア、メルカトーネウノ)、オラーノ(スペイン、オンセ)、カメンズィン(スイス、ランプレ)、シモーニ(イタリア、ランプレ)、そしてマリアローザのフェルブルッヘ(ベルギー、ロト)など、有力選手が顔をそろえている。残り6キロで後続集団との差は29秒。オンセの選手が多く有利のように思われたが、ゴール前のスプリント勝負は、先頭に立ったコロンボ(イタリア、カンティナトロ)に、デュマ(ウクライナ、パナリア)が追いつき、後ろからラステッリ(イタリア、リキガス)が迫り、デュマを追い抜かしてゴールした。
総合トップは変わらず、フェルブルッヘ(ベルギー、ロト)がマリア・ローザを守った。パンターニは一気に16位に浮上した。
野寺選手はトップから7分38秒遅れの158位でゴール。総合はトップより8分57秒遅れだが174位に上がった。
結果 | ||
1. | E・ラステッリ(イタリア、リキガス) | 5時間15分06秒 |
2. | V・デュマ(ウクライナ、パナリア) | 同タイム |
3. | G・コロンボ(イタリア、カンティナトッロ) | 同タイム |
4. | A・オラーノ(スペイン、オンセ) | 同タイム |
5. | R・フェルブルッヘ(ベルギー、ロト) | 同タイム |
総合成績 | ||
1. | L・フェルブルッヘ(ベルギー、ロト) | 5時間22分50秒 |
2. | D・フリーゴ(イタリア、ファッサボルトロ) | 9秒遅れ |
3. | J・ルスカ(チェコ、オンセ) | 13秒遅れ |
4. | A・オラーノ(スペイン、オンセ) | 15秒遅れ |
5. | G・コロンボ(イタリア、カンティナトッロ) | 18秒遅れ |
主な選手 | ||
16. | M・パンターニ(イタリア、メルカトーネウノ) | 49秒遅れ |
32. | S・ガルゼッリ(イタリア、マペイ) | 1分13秒遅れ |
33. | F・カサグランデ(イタリア、ファッサボルトロ) | 1分14秒遅れ |
97. | J・ウルリッヒ(ドイツ、ドイツテレコム) | 2分34秒遅れ |
追記:世界ランキングNO.1、ジロ優勝候補にあげられていたカサグランデ(イタリア、ファッサボルトロ)が、今日のレースの落車で左手首を骨折していることが分かり、ゴールしたがリタイアすることとなった。これからは、フリーゴとベッリがエースとなる。
【千穂のちょっとした話】
今日は面白いレースだったので、すぐUPしなくちゃと張りきって書いたのに、サーバーに接続できなくて結局遅れてしまいました。COOL(TOKYO)のバカッ!
パンターニのアタック見られた今日のレース。ツール出場ができなくなったので、ジロでいいところ見せないとダメだから、かなり気合い入っているようです。途中から雨が降ったため、落車続出。でも、こういう場面になるとテレビの電波の調子が悪くなって、ウ〜ッと唸りながら見ていました。フラマン語なので、レース展開について行くのがちょっと難しいです。選手の名前とか間違えてたら、ごめんなさい。
それにしても、第1ステージからなかなか面白い展開の今年のジロです。
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