MERCREDI 23 MAI 2001 

【ジロ第4ステージ】

第4ステージは、PotenzaからMontevergineまでの169キロ。今日はかなり暑いのか、チッポリーニは袖もパンツもまくりあげて走っている。ルラージュ(フランス、ボンジュール)とマーリン(コロンビア、セルイタリア)の2選手が先頭。集団との差は24秒差。マリア・ローザのフェルブルッヘは、メカトラブルらしく、止まってサポートカーに見てもらう。レース途中から、カメラに水滴がつき始めた。でも日は射している。ゴール地点の映像では傘をさしているから、天気が悪くなるもよう。

そうこうしていたら、路面が濡れ出した。雨だ。今日のコースは、約20キロ手前から標高が上がっていき、標高1270mにゴールする。この降り出した雨に、やはり今日も落車が続出!フリーゴ(イタリア、ファッサボルトロ)、サボルデッリ(イタリア、サエコ)が落車に遭ってしまう。これでフリーゴは集団から40秒も遅れてしまい、ファッサボルトロチームは一団となって、フリーゴを集団に戻す。サボルデッリはさらに遅れている。いよいよ、のぼりに入った。フェルブルッヘにとっては、キツイ。必死だが、どんどん遅れている。集団はランプレのピッコリが引いている。先頭はいつの間にか、ペレス(メキシコ、パナリア)で、サボルデッリは、一人でかなり後方を走っている。残り8キロで先頭ペレスと集団との差は30秒。1分53秒遅れで、マリア・ローザのフェルブルッヘがいる集団が続く。先頭を走っていたペレス、いきなり止まる。チェーンが切れたもよう。自転車を投げ捨てる。サポートカーがすぐ来るわけもなく、ペレス終わってしまった。これで、カンティナトロ率いる集団が先頭になった。ディルーカ(イタリア、カンティナトロ)の調子がいいようだ。残り2キロ、一気にスピードが上がる。パンターニは先頭集団の一番うしろだ。観客がパンターニと一緒に走りだす。危ないぞ!集団からディルーカがガルゼッリ(イタリア、マペイ)、シモーニ(イタリア、ランプレ)が出て、いち早く先頭に立ったディルーカがゴール。

フェルブルッヘは4分40秒遅れでゴール。初日から守っていた総合トップの座を失ってしまった。そして、落車して一時は遅れていたフリーゴが、マリア・ローザを手にし喜びいっぱいだ。

  結果  
1. D・ディルーカ(イタリア、カンティナトロ) 4時間34分12秒
2. G・シモーニ(イタリア、ランプレ) 同タイム
3. S・ガルゼッリ(イタリア、マペイ) 同タイム
4. フィギュエラス(イタリア、パナリア) 同タイム
5. D・レベリン(イタリア、リキガス) 同タイム
     
  総合成績   
1. D・フリーゴ(イタリア、ファッサボルトロ) 17時間21分19秒
2. A・オラーノ(スペイン、オンセ) 12秒遅れ
3. G・シモーニ(イタリア、ランプレ) 13秒遅れ
4. W・ベッリ(イタリア、ファッサボルトロ) 17秒遅れ
5. J・アズベド(ポーランド、オンセ) 19秒遅れ

【千穂のちょっとした話】
レースの途中で、アナウンサーが騒いでるなと思ったら、白い犬が選手の後ろについてコース上を走っていて、ちょっと笑えました。この前から気になっていたのですが、マリア・ローザのフェルブルッヘ。どう聞いても、ベルブルックなんですよ。フラマン語の放送だから、ベルブルック正しいのかな?
彼はフランス語とフラマン語を話すので、今度本人に聞いてみよう。
今日ここはいい天気でした。こんな日は、フランス人たちと同じように芝生の上で日向ぼっこをしたい!!なのに、家でテレビ見ているとは…ウジウジ。だから、明日は三船選手の出場するGPワロニーに行ってきます。外で思いっきり太陽浴びるぞ!

 


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