SAMEDI 26 MAI 2001 

 

【ジロ第6ステージ】

25日に行われたジロ・デ・イタリアの第6ステージは、NTTUNからRIETIの150キロ。4,4キロの周回コースを3周してゴールする。レースはゆっくりすすみ、周回コースに入ると、赤いジャージのロトとサエコ、そしてピンクのジャージのドイツテレコムがスプリンターのために、かわるがわる引き一気にスピードがあがる。アシストたちの役目は終わり、エースの出番が来た時、集団から飛び抜けたのは、ストラッツェー(イタリア、モビルベッタ)、ホンド(ドイツ、ドイツテレコム)、そしてチッポリーニ(イタリア、サエコ)だった。3番手のチッポリーニはぐんぐん追い上げ、ホンドを抜かし、両手を上げてゴール。スプリンターの意地を見せつけた。

ジロで31勝目をあげたチッポリーニは、「31勝目って言うことは、ずいぶん前からジロを走っているってコトで、もう若者の域じゃないってコトさ」とコメントし、今日の勝利は、「行けよ古株、前に行かせてやるよって、他の選手たちが僕に言って、みんな離れて行ったんだ」と、前日フランスのスポーツ新聞“レキップ”が書いた小見出しを皮肉った。

ちなみに、第5ステージで優勝した若きクラワンタ(イタリア、アレクシア・アルミニオ)は、上りで遅れてしまい2分26秒遅れでゴールした。

  結果  
1. M・チッポリーニ(イタリア、サエコ) 4時間13分23秒
2. D・ホンド(ドイツ、ドイツテレコム) 同タイム
3. M・ストラッツェー(イタリア、モビルベッタ) 同タイム
4. M・ゲローザ(イタリア、タッコニ) 同タイム
5. J・ブレイレーフェンス(オランダ、ロト) 同タイム
140. 野寺秀徳(日本、チームコルパック) 同タイム
  総合成績   
1. D・フリーゴ(イタリア、ファッサボルトロ) 27時間03分58秒
2. A・オラーノ(スペイン、オンセ) 12秒遅れ
3. G・シモーニ(イタリア、ランプレ) 13秒遅れ
4. W・ベッリ(イタリア、ファッサボルトロ) 17秒遅れ
5. J・アズベド(ポーランド、オンセ) 19秒遅れ
  主な選手  
14. S・ガルゼッリ(イタリア、マペイ) 57秒遅れ
18. M・パンターニ(イタリア、メルカトーネウノ) 1分09秒遅れ
73. J・ウルリッヒ(ドイツ、ドイツテレコム) 10分57秒遅れ
154. 野寺秀徳(日本、チームコルパック) 31分09秒遅れ

【千穂のちょっとした話】
チッポリーニが勝ち、勝利者コメントに笑ってしまいました。チッポリーニが勝った今、次はパンターニの出番を待つのみ。古参の2選手ジロでさらなる活躍できるか?

ところで、日本で今行われているツアーオブジャパン(TOJ)も日曜日でおしまい。毎日、TOJのオフィシャルHPで、結果を見ています。各ステージの優勝者の写真がじわじわって出て来るのを、今日は日本人かな?と楽しみにしているのですが、いつ見ても外人ばっかし。あ〜ぁ。最終日くらいは日本選手に頑張ってもらいたいです。


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