DIMANCHE 27 MAI 2001 

【ジロ第7ステージ】

第7ステージは、Rieti からMontevarchiまで239キロのロングステージ。天気がよく、レースは時速32キロのゆっくりペースで進む。本格的にレースが始まったのは、ゴール16キロ手前の上り。この上りで、レベリンとガルゼッリがアタック!。一気にスピードが上がった。下りでこの2人は、集団に追いつかれ、ゴールスプリントとなる。チッポリーニも、クワランタ(イタリア、アレクシア)も、ホンド(ドイツ、ドイツテレコム)もいない集団で、スプリントを制したのは、ザニーニ(イタリア、マペイ)だった。3位にはウルリッヒ(ドイツ、ドイツテレコム)が入り、調子がよいことをアピールした。

  結果  
1. S・ザニーニ(イタリア、マペイ) 6時間48分02秒
2. G・ミッサーリヤ(イタリア、ランプレ) 同タイム
3. J・ウルリッヒ(ドイツ、ドイツテレコム) 同タイム
4. M・ケスレー(ドイツ、ドイツテレコム) 同タイム
5. W・ベッリ(イタリア、ファッサボルトロ) 同タイム
135. 野寺秀徳(日本、チームコルパック) 11分14秒遅れ
  総合成績   
1. D・フリーゴ(イタリア、ファッサボルトロ) 33時間52分00秒
2. A・オラーノ(スペイン、オンセ) 12秒遅れ
3. G・シモーニ(イタリア、ランプレ) 13秒遅れ
4. W・ベッリ(イタリア、ファッサボルトロ) 17秒遅れ
5. J・アズベド(ポーランド、オンセ) 19秒遅れ
  主な選手  
10. S・ガルゼッリ(イタリア、マペイ) 57秒遅れ
14. M・パンターニ(イタリア、メルカトーネウノ) 1分09秒遅れ
63. J・ウルリッヒ(ドイツ、ドイツテレコム) 10分53秒遅れ
150. 野寺秀徳(日本、チームコルパック) 42分23秒遅れ

【ジロ第8ステージ】

第8ステージは、Montecatini Terme からReggio Emiliaの185キロ。58キロと139キロ地点に、山岳ポイントが設けられている起伏のあるコースだ。スタート直後に、カステルブランコ(コロンビア、セルイタリア)、ブエナオーラ(コロンビア、セルイタリア)、コウキオーリ(イタリア、アレッシオ)、JA・ペレス(メキシコ、パナリア)などの先頭グループができ、一時は3分以上の差が開く。集団は、マリア・ローザのフリーゴがいるファッサボルトロが引き、差を縮めていく。ゴール46キロ手前、山岳ポイントの置かれたCastello di Carpineti では、ランプレが集団を引く。F・ゴンザレス(コロンビア、セルイタリア)、アリエタ(スペイン、バネスト)、コウキオーリの順に頂上を通過。先頭は5選手に減り、ゴールを目指す。下りでパンターニが落車し、4人のアシストを従えて集団に追いつく。そのころ、先頭ではアリエッタがアタックし独走。集団からは、レベリンが飛び出し、カメンツィン(スイス、ランプレ)、ソラウン(スペイン、バネスト)などがついて行く。ゴール15キロ手前で、ペレスが先頭にたち、優勝を狙う。しかし、後ろからきたコウキオーリに追いつかれると、あっという間に抜かされてしまった。先頭に立ったコウキオーリの勢いは衰えることなく、楽勝でゴールした。総合トップのフリーゴはマリア・ローザを守るために集団から飛び出し、51秒遅れでゴール。2位のアズベド(ポーランド、オンセ)とは3秒差で、なんとかマリア・ローザを守り抜いた。集団は、53秒遅れでゴールした。

  結果  
1. P・コウキオーリ(イタリア、アレッシオ) 4時間54分23秒
2. D・レベリン(イタリア、リキガス) 33秒遅れ
3. F・ゴンザレス(コロンビア、セルイタリア) 33秒遅れ
4. G・フィギュエラス(イタリア、パナリア) 33秒遅れ
5. U・オサ(スペイン、i.バネスト.com) 33秒遅れ
149. 野寺秀徳(日本、チームコルパック) 24分19秒遅れ
  総合成績   
1. D・フリーゴ(イタリア、ファッサボルトロ) 38時間47分14秒
2. J・アズベド(ポーランド、オンセ) 3秒遅れ
3. A・オラーノ(スペイン、オンセ) 14秒遅れ
4. G・シモーニ(イタリア、ランプレ) 15秒遅れ
5. W・ベッリ(イタリア、ファッサボルトロ) 19秒遅れ
  主な選手  
11. S・ガルゼッリ(イタリア、マペイ) 48秒遅れ
15. M・パンターニ(イタリア、メルカトーネウノ) 1分11秒遅れ
67. J・ウルリッヒ(ドイツ、ドイツテレコム) 23分37秒遅れ
151. 野寺秀徳(日本、チームコルパック) 1時間05分51秒遅れ

 

【ミディリーブル第5ステージ】

モンゴメリー(スイス、ラ・フランセーズデジュ)が、キビレフ(カザフスタン、コフィディス)、サルモン(フランス、AG2r)などの強豪を追いぬき、勝利を手に入れた。ゴール後、全力を出し切ったモンゴメリーは、芝生にそのまま倒れ込んだ。前日のマクジー(オーストラリア、ラ・フランセーズデジュ)に引き続きステージ優勝を果し、この勝利でモンゴメリーの総合トップにたち、ラ・フランセーズデジュにとってはうれしい限りだ。

  第6ステージ Rignac-Mende (170 km)     総合成績  
1. S・モンゴメリー(スイス、フランセーズデジュ) 4時間9分2秒 1. S・モンゴメリー(スイス、フランセーズデジュ) 19時間15分10秒
2. A・キヴィレフ(カザフスタン、コフィディス) 5秒遅れ 2. I・マイヨ(スペイン、ウスカルテル) 10秒遅れ
3. I・マイヨ(スペイン、ウスカルテル) 9秒遅れ 3. U・エチェバリア(ヴェネズエラ、ウスカルテル) 23秒遅れ
4. B・サルモン(フランス、AG2r) 20秒遅れ 4. A・キヴィレフ(カザフスタン、コフィディス) 34秒遅れ
5. A・ヴィノクロフ(カザフスタン、ドイツテレコム) 25秒遅れ 5. C・モロー(フランス、フェスティナ) 51秒遅れ

【ミディリーブル第6最終ステージ】

気温は31℃。最高勾配21%、1、7キロの上りモンサンクレールを最後に2周するコース。ゴール地点のセーテは、地中海に面する観光地で、コース横の海岸は賑わっている。ジャラベール、シャバネル(フランス、ボンジュール)など数選手が逃げていたが、ゴール6キロ手前、最初のモンサンクレールの上りで、シャバネルとジャラベールがアタック。そして、集団からサルモン(フランス、AG2r)が、ものすごい勢いで飛び出し、2人を追い越し、頂上を通過。しかし、下りでジャラベールに追いつかれる。先頭の2人を追って、マイヨ(スペイン、ウスカルテル)が迫ってくる。2度目のモンサンクレールののぼり手前で先頭から、ジャラベールがアタック。サルモンは、見る見るうちに遅れてしまう。後ろからきたヴィノクロフ、シャバネル、モロー、キビレフの4選手に、追いつかれ、上りでジャラベールも捕まる。ヴィノクロフがアタックし、勢いを取り戻したサルモンもが、ヴィノクロフを抜いて先頭に立つ。あっという間に、後方との差を広げ、ゴールした。2位には、いつのまにやらマイヨが来て、総合優勝を手にいれた。

  第6ステージ Florac-Sète (208,5km     総合成績  
1. B・サルモン(フランス、AG2r) 4時間51分15秒 1. I・マイヨ(スペイン、ウスカルテル) 24時間6分35秒
2. I・マイヨ(スペイン、ウスカルテル) 8秒遅れ 2. B・サルモン(フランス、AG2r) 35秒遅れ
3. A・ヴィノクロフ(カザフスタン、ドイツテレコム) 21秒遅れ 3. C・モロー(フランス、フェスティナ) 1分2秒遅れ
4. C・モロー(フランス、フェスティナ) 22秒遅れ 4. L・ジャラベール(フランス、CSC) 1分34秒遅れ
5. C・リネロ(フランス、コフィディス) 30秒遅れ 5. A・ヴィノクロフ(カザフスタン、ドイツテレコム) 1分55秒遅れ

 

【千穂のちょっとした話】
フランスのチャンネルではミディリーブルの中継があったので、ジロと重なってしまい、う〜んどっちを見るべき?と葛藤しながらも、ジロ優先で見てました。ジロが終わってすぐにミディリーブルを見たのですが、レース的には、断然ミディリーブルの方が面白かったです。昨日のミディリーブルも、すごいよかったし。

ツール・ド・フランスの下見などがあるので、来週からジロのレース情報はお休みします。
J-SKYスポーツで、ジロの中継(録画です)がされるようなので、そちらでご覧ください。


過去のLe Journal

Top | HISAKI's | Profile | Mail

Copyright © 2001 Chiho IWASA