VENDREDI 17 AOUT 2001 

 

【事情聴取リストに52人】

ジロ・デ・イタリアで行われた警察による一斉抜き打ちドーピング捜査で押収された薬物の分析がすみ、選手や関係者を含む52人が、裁判の対象として挙げられた。この選手リストの中には、チッポリーニやパンターニなどの有名選手は含まれていなかったようだ。98年のフェスティナ事件の主役だったEPOは見つからず、押収された薬物は、成長ホルモンやインシュリンらしい。

来週の木曜日に正式に裁判の日程などが決められ、薬物の入手方法などについての本格的な取調べが行われることになる。どこまでをドーピングとするべきなのか、また新たなる議論が繰り広げられることになるだろう。

【千穂のちょっとした話】
先日行われていた陸上の世界選手権で、女子5000mに出場したロシアの選手が7月6日のミーティング時に行われたドーピング検査(フランス方式の尿検査)でEPOの陽性反応が出たにもかかわらず、陸連がOKをだして(血液検査じゃなかったから?)、この世界選手権に出場し、他を引き離して金メダルを取ってしまいました。このコト日本では話題になったのでしょうか?フランスでは、もちろん非難ごうごうでした。会場にはブーイングが起こり、3位に入ったエチオピア人は、表彰式をボイコットするありさま。スポーツ変れば、規則も変る。こんな現状だから、ドーピング問題は自転車しか取り上げられないワケなんですね。


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