DIMANCHE 26 AOUT 2001 

 

【チューリッヒ選手権】

ワールドカップ第8戦チューリッヒ選手権が41.4キロの周回コースを6周する計248、4キロのコースで行われ、今年もこのレースにはアームストロング(アメリカ、USポスタル)やウルリッヒ(ドイツ、ドイツテレコム)、ジャラベール(フランス、CSCティスカリ)、カサグランデ(イタリア、ファッサボルトロ)などの有力選手が出場。去年は、スイスのデュフォーが優勝した。昨年のレース実況はここをクリック ワールドカップ現在トップのデッケル(オランダ、ラボバンク)から、69ポイント差で2位のザベル(ドイツ、ドイツテレコム)は本日欠場。

ウルリッヒ(ドイツ、ドイツテレコム)が集団から飛び出し、一人で走っている。ボルツ(ドイツ、ドイツテレコム)、ヒンカピ(アメリカ、USポスタル)、ベッティーニ(イタリア、マペイ)など10選手が先頭グループ。今日も暑いようで、185人出走して、すでに120人はリタイアしたそうだ。ベッティーがアタックして、先頭を一人で走っている。アームストロング(アメリカ、USポスタル)もリタイア。明日、アメリカに帰るそうなので、あまり走る気はなかったのかもしれない。それに反して、やる気マンマンのウルリッヒは先頭グループに追いついた。

ウルリッヒのグループには、カサグランデ、デッケル、エスカルティン(スペイン、チームコースト)、レベリン(イタリア、リキガス)など有力選手がいるので、ベッティーニは逃げ切れず、吸収されてしまった。

ゴールまであと45キロ。先頭グループは19選手。ヴィランク(フランス、ドモ)が映った。なんだかドモのジャージを着たら、老けたような感じがするのは私だけだろうか?ヴィランクは集団からアタックしたようだ。先頭グループから48秒遅れで通過した。集団は、先頭から1分28秒遅れ。41.4キロの最後の周回コースに入った。

ヴィランクは先頭と37秒差に縮めたが、これがレース6日目のヴィランクにとって、一人で先頭に追いつくほどのパワーはないようだ。先頭グループからヒンカピがアタックした。ほどなくして、ベッティーニとモレニ(イタリア、メルカトーネウノ)が追いつく。

残り20キロ、カサグランデ、ウルリッヒ、エスカルティンの3選手が39秒遅れで先頭を追いかける。ここから上りで一気に差が縮まった。先頭から遅れたヒンカピはあっという間にウルリッヒたちにも追いぬかされる。この上りで、先頭2人を吸収。そのとたんに、ウルリッヒがアタック!!後には、ベッティーニがピッタリくっつく。頂上をエスカルティン、ウルリッヒ、カサグランデ、ベッティーニの4選手で通過した。再び軽めの上りで、ウルリッヒシッティングのままグイグイ進む。カサグランデとエスカルティンは、徐々に離される。しかし、下りに入ると遅れた2人も追いつく。下りを無事下りきって、ゴールまでは平坦だ。残り8キロ。昨年優勝を逃したウルリッヒは、ぜひとも勝ちたいところ。先々週のクラシカサンセバスチャンで、勝利を逃したカサグランデも必死だ。ウルリッヒがアタックした!!カサグランデはワンテンポ遅れてしまい、厳しい状態だ。他の2人はピッタリマークし、少し加速しただけで、ウルリッヒは諦めた。残り3キロ足らず。このメンバーでゴールスプリントになると、ウルリッヒが少し有利か?でも、去年ゴールプスリントで負けているだけに、ウルリッヒは慎重だ。1キロの表示を過ぎると、ゴールスプリントに向けて、4選手とも牽制しあう。最後の直線でエスカルティン、ウルリッヒ、ベッティーニが並ぶ。

ゴールしたのはベッティーニ!ウルリッヒ、去年に引き続きまたもや2位だ。あ〜ぁ。

【千穂のちょっとした話】
ウルリッヒ、なんで勝てんかな?あんなに頑張ってたのに…。ベッティーニは見るからに調子良さそうだったけど、ウルリッヒも悪くはなかったのにな。


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