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【ヴェルタ 第2、3、4ステージ】
8日より始まったスペイン一周ヴェルタ・ア・エスパーニャ。第2ステージは、予想通りのゴールスプリントとなり、スプリンター王のザベルが、ヴェルタでも快調に勝利を手に入れた。持病の腰痛のため、なかなか思うようにレースに出場できないフレイレ(スペイン、マペイ)が2位入り、ステージ優勝は逃してしまったものの調子を上げてきていることをアピールした。総合トップは、ミラー(イギリス、コフィディス)が守った。
第2ステージ Salamanque-valladolid 147、2キロ | ||
1. | E・ザベル(ドイツ、ドイツテレコム) | 3時間34分28秒 |
2. | O・フレイレ(スペイン、マペイ) | 同タイム |
3. | R・マキュアン(オーストラリア、ドモ) | 同タイム |
4. | A・エド(スペイン、Milaneza-MSS) | 同タイム |
5. | D・エチェバリア(スペイン、ウスカルテル) | 3秒遅れ |
総合成績 | ||
1. | D・ミラー(イギリス、コフィディス) | 3時間49分27秒 |
2. | S・ボテロ(コロンビア、ケルメ) | 1秒遅れ |
3. | L・レイペイメー(アメリカ、USポスタル) | 6秒遅れ |
4. | I・ゴンザレスガルディアノ(スペイン、オンセ) | 17秒遅れ |
5. | J・ベロキ(スペイン、オンセ) | 23秒遅れ |
10日の第3ステージは落車が多発し、マークス・ツベルク(スイス、ラボバンク)が左肩を脱臼しリタイアした。総合タイムがミラーから遅れること1秒のボテロ率いるケルメは、何とかしてその1秒を縮めようとするが、ミラーは総合トップの座を死守した。ステージ優勝は、昨日に引き続きまたザベル。フレイレは落車をして、遅れをとってしまい、ゴールのスプリント勝負には参加できなかった。ベロキは目の前で起きた落車を避けようとし、集団から遅れてしまった。
第3ステージ Valladolid-Leon 140 、5キロ | ||
1. | E・ザベル(ドイツ、ドイツテレコム) | 3時間02分50秒 |
2. | R・マキュアン(オーストラリア、ドモ) | 同タイム |
3. | D・ホンド(ドイツ、ドイツテレコム) | 同タイム |
4. | S・トゥッテンベルグ(ドイツ、フェスティナ) | 同タイム |
5. | L・パオリーニ(イタリア、マペイ) | 同タイム |
総合成績 | ||
1. | D・ミラー(イギリス、コフィディス) | 6時間52分17秒 |
2. | S・ボテロ(コロンビア、ケルメ) | 1秒遅れ |
3. | I・ゴンザレスガルディアノ(スペイン、オンセ) | 17秒遅れ |
4. | J・グティエレス(スペイン、ケルメ) | 25秒遅れ |
5. | P・オリリョ(スペイン、マペイ) | 28秒遅れ |
11日の第4ステージは、ゴール2キロ手前で落車が起こり、総合トップのミラーはこのために遅れてしまった。ゴールは、人数の減った10人ほどでスプリントとなり、フレイレはゴールスプリントでザベルに寄せられ、ステージ優勝はまたまたザベルのものとなった。納得のいかないフレイレだが、スプリント勝負は一時お預け。明日の第5ステージは、超級の峠の頂上ゴール。総合トップのボテロが他を離しにかかるか、それともベロキなどの有名どころが一気に浮上するか?体調不良のパンターニ、レース経験が少ないヴィランク、話題性のあるこの2人は、さてどう出るか?
第4ステージ Leon-Gijon 175キロ | ||
1. | E・ザベル(ドイツ、ドイツテレコム) | 4時間09分46秒 |
2. | O・フレイレ(スペイン、マペイ) | 同タイム |
3. | S・トゥッテンベルグ(ドイツ、フェスティナ) | 同タイム |
4. | D・フェルナンデス(スペイン、コルションルラックス) | 同タイム |
5. | W・Cretskens(ベルギー、ドモ) | 同タイム |
総合成績 | ||
1. | S・ボテロ(コロンビア、ケルメ) | 11時間02分20秒 |
2. | D・ミラー(イギリス、コフィディス) | 4秒遅れ |
3. | P・オリリョ(スペイン、マペイ) | 11秒遅れ |
4. | I・ゴンザレスガルディアノ(スペイン、オンセ) | 21秒遅れ |
5. | J・グティエレス(スペイン、ケルメ) | 29秒遅れ |
【千穂のちょっとした話】
今日はテレビ中継を見ようと、フラマン語のチャンネルにし見ていたのですが、なぜか途中にやたらとニュースが入って、「うっとおしいな〜」とニュースになるたびに別のことをしていました。でもあまりにもニュースが入って中断されるから、フランスのチャンネルに変えたところ、なんとビルが燃えている!「うわ〜、こりゃすごい火事だ。このあいだの日本のビル火事の比にならないな」と見ていたら、えっ飛行機がビルに突っ込むではないですか。コリャ大変!とテレビの前にちょこんと座ってジ〜っと真剣に聞いて、やっとアメリカのテロ事件だってことが分かりました。もうそれからは、ヴェルタどころじゃなくって、刻々と入るニュースに釘づけになりながら見ていました。ビルが火事になると、あんなにも凄まじく崩れてしまうんですね。ビルがあっけなく崩れるのを見て、神戸の大震災を思い出してしまいました。なんだか人事ではないような気がします。こうして、今日のヴェルタ中継は見逃してしまったのでした。
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