SAMEDI 29 SEPTEMBRE 2001
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【ヴェルタ 第7〜20ステージ】
ヴェルタの結果を楽しみにしていた方々、遅れ馳せながら結果だけでもとUPしました。数ステージだけレース展開つきです。
私自身、ちょっと自転車から遠ざかっていたので、正直言ってヴェルタの展開がよく分かってません。これを書きながら、おさらいしています。今日久々にテレビを見ることができ、明日の最終ステージ個人タイムトライアル次第で総合優勝争いが、逆転の可能性ありとのことで明日はレース実況予定です。
28日からJ-SKYスポーツでヴェルタの中継始まりました。テレビで見られる人は、お見逃しなく。
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第7ステージ(個人T.T) |
|
1. |
S・ボテロ(コロンビア、ケルメ) |
55分09秒 |
2. |
L・レイペイメー(アメリカ、USポスタル) |
29秒遅れ |
3. |
D・プラザ(スペイン、フェスティナ) |
44秒遅れ |
4. |
J・ベロキ(スペイン、オンセ) |
1分04秒遅れ |
5. |
A・カセロ(スペイン、フェスティナ) |
1分26秒遅れ |
|
総合成績 |
|
1. |
S・ボテロ(コロンビア、ケルメ) |
20時間21分58秒 |
2. |
O・セヴィーリャ(スペイン、ケルメ) |
21秒遅れ |
3. |
D・プラザ(スペイン、フェスティナ) |
37秒遅れ |
4. |
J・ベロキ(スペイン、オンセ) |
55秒遅れ |
5. |
A・カセロ(スペイン、フェスティナ) |
1分07秒遅れ |
|
第8ステージ |
|
1. |
JM・ヒメネス(スペイン、iバネスト.com) |
4時間43分02秒 |
2. |
J・ベロキ(スペイン、オンセ) |
23秒遅れ |
3. |
JM・メルカド(スペイン、iバネスト.com) |
28秒遅れ |
4. |
L・レイペイメー(アメリカ、USポスタル) |
30秒遅れ |
5. |
R・ライセカ(スペイン、ウスカルテル) |
30秒遅れ |
|
総合成績 |
|
1. |
J・ベロキ(スペイン、オンセ) |
25時間06分17秒 |
2. |
O・セヴィーリャ(スペイン、ケルメ) |
14秒遅れ |
3. |
A・カセロ(スペイン、フェスティナ) |
51秒遅れ |
4. |
D・プラザ(スペイン、フェスティナ) |
1分27秒遅れ |
5. |
S・ボテロ(コロンビア、ケルメ) |
1分28秒遅れ |
|
第9ステージ |
|
1. |
I・ゴンザレスデガルディアノ(スペイン、オンセ) |
3時間14分52秒 |
2. |
S・トゥッテンベルグ(ドイツ、フェスティナ) |
同タイム |
3. |
B・コンテ(イタリア、サエコ) |
同タイム |
4. |
S・コメッソ(イタリア、サエコ) |
同タイム |
5. |
D・ホンド(ドイツ、ドイツテレコム) |
同タイム |
|
総合成績 |
|
1. |
J・ベロキ(スペイン、オンセ) |
28時間21分09秒 |
2. |
O・セヴィーリャ(スペイン、ケルメ) |
14秒遅れ |
3. |
A・カセロ(スペイン、フェスティナ) |
51秒遅れ |
4. |
S・ボテロ(コロンビア、ケルメ) |
1分28秒遅れ |
5. |
L・レイペイメー(アメリカ、USポスタル) |
1分54秒遅れ |
|
第10ステージ |
|
1. |
S・ブランコ(スペイン、iバネスト.com) |
4時間20分23秒 |
2. |
K・モレー(デンマーク、Milaneza-MSS) |
2分57秒遅れ |
3. |
A・タウレー(スペイン、ケルメ) |
4分9秒遅れ |
4. |
JM・ヒメネス(スペイン、iバネスト.com) |
4分19秒遅れ |
5. |
U・オサ(スペイン、iバネスト.com) |
4分23秒遅れ |
|
総合成績 |
|
1. |
J・ベロキ(スペイン、オンセ) |
32時間45分55秒 |
2. |
O・セヴィーリャ(スペイン、ケルメ) |
14秒遅れ |
3. |
A・カセロ(スペイン、フェスティナ) |
51秒遅れ |
4. |
S・ボテロ(コロンビア、ケルメ) |
1分28秒遅れ |
5. |
L・レイペイメー(アメリカ、USポスタル) |
1分54秒遅れ |
第11ステージは、今年のヴェルタを大きく揺るがすステージとなった。計6つの山が連なり、最後は頂上ゴールとなる154、2キロと比較的短いこのステージは、スタート直後からアタックがかかり、17人の逃げが決まる。2つ目のカテゴリー1級の峠で先頭はシモーニ(イタリア、ランプレ)、カルデナス(スペイン、ケルメ)、クエスタ(スペイン、コフィディス)、ガルメンディア(チームコースト)となり、集団とは2分32秒差。3分以上差が開いたところで、いよいよバネストが本領を発揮し、集団を引く。そして、3つ目の峠では先頭との差を2分02秒に縮めた。そして、ゴール手前57キロ、本日4つ目の難関エンヴァリラで、なんと総合トップのベロキが脱落!みるみるうちに離されるベロキは、泣きながら走りつづけた。この峠で、10数選手が先頭に追いつき、5つ目のオルディノ峠でホセマリア・ヒメネスがアタックした。うしろでは、同じチームのメルカドとオサが他の選手たちのアタックを阻止し、ゴールとなる最後の峠も難なくこなし、ヒメネスが2度目のステージ優勝を手にした。
総合1位だったベロキは、ヒメネスから19分55秒遅れてゴールし、26位まで順位を下げてしまい、総合優勝争いから脱落した。「僕にとっては、ヴェルタで総合優勝することが一番の涙をこらえることができなかった。今日はどうしたかだって?僕にだって全く分からないよ。病気になったのと同じ感じだけど、病気じゃないんだ」
この日、パンターニはスタートして43キロ地点でリタイア。結果を残すことなく、寂しくヴェルタを去った。
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第11ステージ |
|
1. |
JM・ヒメネス(スペイン、iバネスト.com) |
4時間08分28秒 |
2. |
F・エスカルティン(スペイン、チームコースト) |
1分44秒遅れ |
3. |
JM・メルカド(スペイン、iバネスト.com) |
1分44秒遅れ |
4. |
R・エラス(スペイン、USポスタル) |
1分44秒遅れ |
5. |
A・オサ(スペイン、iバネスト.com) |
1分44秒遅れ |
|
総合成績 |
|
1. |
O・セヴィーリャ(スペイン、ケルメ) |
36時間56分21秒 |
2. |
A・カセロ(スペイン、フェスティナ) |
37秒遅れ |
3. |
JM・メルカド(スペイン、iバネスト.com) |
1分46秒遅れ |
4. |
L・レイペイメー(アメリカ、USポスタル) |
2分27秒遅れ |
5. |
R・エラス(スペイン、USポスタル) |
2分33秒遅れ |
|
第12ステージ(個人T.T) |
|
1. |
JM・ヒメネス(スペイン、iバネスト.com) |
36分38秒 |
2. |
C・サストレ(スペイン、オンセ) |
28秒遅れ |
3. |
JL・ルビエラ(スペイン、USポスタル) |
31秒遅れ |
4. |
A・ガルメンディア(スペイン、チームコースト) |
33秒遅れ |
5. |
L・レイペイメー(アメリカ、USポスタル) |
36秒遅れ |
|
総合成績 |
|
1. |
O・セヴィーリャ(スペイン、ケルメ) |
37時間33分43秒 |
2. |
A・カセロ(スペイン、フェスティナ) |
41秒遅れ |
3. |
JM・メルカド(スペイン、iバネスト.com) |
2分02秒遅れ |
4. |
L・レイペイメー(アメリカ、USポスタル) |
2分19秒遅れ |
5. |
JM・ヒメネス(スペイン、iバネスト.com) |
2分50秒遅れ |
|
第13ステージ |
|
1. |
B・ツベルグ(スイス、ラボバンク) |
4時間28分07秒 |
2. |
R・ヴィランク(フランス、ドモ) |
同タイム |
3. |
I・フロール(スペイン、ウスカルテル) |
同タイム |
4. |
R・ディアズフスト(スペイン、オンセ) |
同タイム |
5. |
D・バラノウスキ(ポーランド、iバネスト.com) |
同タイム |
|
総合成績 |
|
1. |
O・セヴィーリャ(スペイン、ケルメ) |
42時間02分25秒 |
2. |
A・カセロ(スペイン、フェスティナ) |
41秒遅れ |
3. |
JM・メルカド(スペイン、iバネスト.com) |
2分02秒遅れ |
4. |
L・レイペイメー(アメリカ、USポスタル) |
2分19秒遅れ |
5. |
JM・ヒメネス(スペイン、iバネスト.com) |
2分50秒遅れ |
|
第14ステージ |
|
1. |
JM・ガラテ(スペイン、ランプレ) |
3時間56分08秒 |
2. |
JC・ドミンゲズ(スペイン、iバネスト.com) |
同タイム |
3. |
J・ディーン(ニュージーランド、USポスタル) |
15秒遅れ |
4. |
M・ロッツ(オランダ、ラボバンク) |
28秒遅れ |
5. |
M・ピッコリ(イタリア、ランプレ) |
28秒遅れ |
|
総合成績 |
|
1. |
O・セヴィーリャ(スペイン、ケルメ) |
46時間08分17秒 |
2. |
A・カセロ(スペイン、フェスティナ) |
41秒遅れ |
3. |
JM・メルカド(スペイン、iバネスト.com) |
2分02秒遅れ |
4. |
L・レイペイメー(アメリカ、USポスタル) |
2分19秒遅れ |
5. |
JM・ヒメネス(スペイン、iバネスト.com) |
2分50秒遅れ |
|
第15ステージ |
|
1. |
K・モレー(デンマーク、Milaneza-MSS) |
5時間44分18秒 |
2. |
G・シモーニ(イタリア、ランプレ) |
15秒遅れ |
3. |
C・サストレ(スペイン、オンセ) |
15秒遅れ |
4. |
R・エラス(スペイン、USポスタル) |
15秒遅れ |
5. |
JL・ルビエラ(スペイン、USポスタル) |
22秒遅れ |
|
総合成績 |
|
1. |
O・セヴィーリャ(スペイン、ケルメ) |
51時間53分25秒 |
2. |
A・カセロ(スペイン、フェスティナ) |
25秒遅れ |
3. |
JM・メルカド(スペイン、iバネスト.com) |
2分02秒遅れ |
4. |
R・エラス(スペイン、USポスタル) |
2分20秒遅れ |
5. |
D・プラザ(スペイン、フェスティナ) |
3分31秒遅れ |
|
第16ステージ |
|
1. |
T・Konecny(チェコ、ドモ) |
3時間11分33秒 |
2. |
D・エチェバリア(スペイン、ウスカルテル) |
同タイム |
3. |
A・エド(スペイン、Milaneza-MSS) |
同タイム |
4. |
B・ツベルグ(スイス、ラボバンク) |
同タイム |
5. |
I・プガチ(マダガスカル、サエコ) |
同タイム |
|
総合成績 |
|
1. |
O・セヴィーリャ(スペイン、ケルメ) |
55時間04分58秒 |
2. |
A・カセロ(スペイン、フェスティナ) |
25秒遅れ |
3. |
JM・メルカド(スペイン、iバネスト.com) |
2分02秒遅れ |
4. |
R・エラス(スペイン、USポスタル) |
2分20秒遅れ |
5. |
D・プラザ(スペイン、フェスティナ) |
3分31秒遅れ |
|
第17ステージ |
|
1. |
R・ハンター(南アフリカ、ランプレ) |
3時間18分46秒 |
2. |
D・ホンド(ドイツ、ドイツテレコム) |
同タイム |
3. |
R・マキュアン(オーストラリア、ドモ) |
同タイム |
4. |
D・フォフォノフ(カザフスタン、コフィディス) |
同タイム |
5. |
A・ヴィチオソ(スペイン、ケルメ) |
同タイム |
|
総合成績 |
|
1. |
O・セヴィーリャ(スペイン、ケルメ) |
58時間23分44秒 |
2. |
A・カセロ(スペイン、フェスティナ) |
25秒遅れ |
3. |
R・エラス(スペイン、USポスタル) |
2分20秒遅れ |
4. |
JM・メルカド(スペイン、iバネスト.com) |
3分19秒遅れ |
5. |
L・レイペイメー(アメリカ、USポスタル) |
3分55秒遅れ |
18ステージは、ゴール15キロ手前の本ステージの難関Alto
del Castilloで、ブランコが他の選手を引き離す。7秒差をつけてブランコがリードするが、下りで落車。この間に、引き離した5選手に追いつかれてしまう。その後追いつくものの、再び落車。全くついていないブランコである。先頭グループからは、シメオニがアタックし、どくそうでゴールに向かう。そして、シメオニはゴール手前で自転車からおりて、自転車にキスをし、頭上高く持ち上げてゴールした。このパフォーマンスは、このあとUCIの規則違反として罰金を取られるハメになってしまったのだが、「ステージ優勝できて、とてもうれしい。僕にとってもチームにとっても良かったよ。僕にとっては、最高の勝利だから、観客の記憶に残るような特別なものにしようと考えたんだ」と、優勝したシメオニは、罰金の処分を受けても満足げだった。
|
第18ステージ |
|
1. |
F・シメオニ(イタリア、カンティナトロ) |
3時間07分32秒 |
2. |
G・ブルヘイエン(ベルギー、ラボバンク)
|
28秒遅れ |
3. |
R・ディアズフスト(スペイン、オンセ) |
28秒遅れ |
4. |
R・Lavarinhas(ポーランド、Milaneza-MSS) |
28秒遅れ |
5. |
H・ズベルディア(スペイン、ウスカルテル) |
28秒遅れ |
|
総合成績 |
|
1. |
O・セヴィーリャ(スペイン、ケルメ) |
61時間36分53秒 |
2. |
A・カセロ(スペイン、フェスティナ) |
25秒遅れ |
3. |
R・エラス(スペイン、USポスタル) |
2分20秒遅れ |
4. |
JM・メルカド(スペイン、iバネスト.com) |
3分19秒遅れ |
5. |
L・レイペイメー(アメリカ、USポスタル) |
3分55秒遅れ |
|
第19ステージ |
|
1. |
G・トレンティ(アメリカ、カンティナトロ) |
3時間49分34秒 |
2. |
M・ザラベティア(スペイン、オンセ) |
2秒遅れ |
3. |
A・シャファー(カザフスタン、アレッシオ) |
2秒遅れ |
4. |
J・ガルシアアコスタ(スペイン、iバネスト.com) |
10秒遅れ |
5. |
K・クローン(オランダ、ラボバンク) |
44秒遅れ |
|
総合成績 |
|
1. |
O・セヴィーリャ(スペイン、ケルメ) |
65時間36分58秒 |
2. |
A・カセロ(スペイン、フェスティナ) |
25秒遅れ |
3. |
R・エラス(スペイン、USポスタル) |
2分20秒遅れ |
4. |
JM・メルカド(スペイン、iバネスト.com) |
3分19秒遅れ |
5. |
L・レイペイメー(アメリカ、USポスタル) |
3分55秒遅れ |
最終日の個人タイムトライアルを前に行われた第20ステージは、平地ではなく山岳ステージ。総合25秒遅れのカセロ、2分20秒遅れのエラスがこの上りのコースでどれだけ、総合トップのセヴィーリャを引き離すかと言うことに、このステージの焦点は絞られていた。昨年のチャンピョンであるエラスが何度もアタックし、アシストするチームメイトがいないセヴィーリャを脅かすが、なかなか決定的な一撃が決まらず。もう一方のライバル、カセロは目立ってアタックすることもなく、セヴィーリャにピッタリついている。明日の最終タームトライアルで勝負をかけるつもりなのだろうか?この結果、期待されていた劇的な総合争いはほとんど見られず、セヴィーリャは難なくライバルたちと同タイムでゴールした。
これで、エラスの逆転優勝は不可能となったが、カセロの逆転優勝はまだあり得る。明日が楽しみだ。
この日のステージは、ヒメネスVSシモーニの一騎打ちとなり、最後の上りで激しいバトルが繰り広げられ、トップを走っていたヒメネスを最後で抜いてシモーニがゴールした。
|
第20ステージ |
|
1. |
G・シモーニ(イタリア、ランプレ) |
4時間25分09秒 |
2. |
JM・ヒメネス(スペイン、iバネスト.com)
|
2秒遅れ |
3. |
JL・ルビエラ(スペイン、USポスタル) |
15秒遅れ |
4. |
K・モレー(デンマーク、Milaneza-MSS) |
15秒遅れ |
5. |
O・セヴィーリャ(スペイン、ケルメ) |
15秒遅れ |
|
総合成績 |
|
1. |
O・セヴィーリャ(スペイン、ケルメ) |
70時間02分22秒 |
2. |
A・カセロ(スペイン、フェスティナ) |
25秒遅れ |
3. |
R・エラス(スペイン、USポスタル) |
2分20秒遅れ |
4. |
JM・メルカド(スペイン、iバネスト.com) |
3分19秒遅れ |
5. |
L・レイペイメー(アメリカ、USポスタル) |
3分55秒遅れ |
【千穂のちょっとした話】
今日のレース(20ステージ)、またまたヒメ様が大活躍で、手に汗握りながら見てました。今日の中継は、生中継ではなかったのですが、フランス2(国営)でやっていたので、きれいな映像で見られました。久々、ヒメ様の凛々しい顔も。ヒメ様はいくら絶好調の時でも、突如として遅れてしまうので、その意外性がたまりません。今年のヴェルタは、3勝もして大活躍!しかし、お決まりのように15ステージでは、最初に張りきりすぎて、最後の上りでエンジンが切れてしまい12分遅れでゴール。それまで、総合5位だったのに…あぁぁ〜っ。って所がいいんだけど。
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