VENDREDI 28 JUIN 2002 

【ツール・ド・スイス 第8、第9ステージ】

26日の行われた第8ステージは、78キロ地点で、コメッソ(イタリア、サエコ)、ホスト(ベルギー、ドモ)、ウィルソン(オーストラリア、フランセーズデジュ)の3選手が集団から逃げる。ゴール60キロ手前でウィルソンが脱落し、ゴール35キロ手前で、先頭はコメッソただ一人となる。しかし、集団の追い上げるスピードには敵わず、150キロに渡る逃げはつぶれ、ゴール勝負となり、テレコムのチームワークで、スプリント王のザベル(ドイツ、チームテレコム)が優勝を手にした。
期待されているツール・ド・フランス、7度目のマイヨヴェールも夢ではなさそうだ。

総合成績はかわらず、ツェーレ。

  第8ステージ  Vevey〜Lyss 235 km
1. E・ザベル(ドイツ、チームテレコム)   5時間45分53秒
2. S・トゥッテンベルグ(ドイツ、フォナック)  同タイム
3. A・ハウプトマン(スロベキア、タッコーニ)  同タイム
  総合成績  
1. A・ツェーレ(スイス、チームコースト)  36時間30分14秒
2. L・デュフォー(スイス、アレッシオ)               3秒遅れ
3. P・ワデッキ(ポーランド、ドモ)  19秒遅れ

最終第9ステージは、34、5キロの個人タイムトライアル。
ベストタイムを出したのは、Steinhauser(ドイツ、ゲロステイナー)。ツェーレ(スイス、チームコースト)は、この日3位に入った。1995年、トンコフに11秒差で惜しくも総合2位となってしまったツェーレは、33歳にしてやっと地元ツール・ド・スイスの総合優勝を果した。

一方、昨日まで総合2位だった同じくスイス人のデュフォー(アレッシオ)は、得意ではないタイムトライアルで順位を下げ4位。かわりに浮上したのが、23歳のフリッシュ(フランス、ラ・フランセーズデジュ)。今年のツール・ド・フランスへの出場が気になるところだが、「ツール・ド・フランスに出場するなんて問題外だったから、僕はこの1ヶ月間で力を使い果たしたんだ。僕には休息が必要なので、僕のポジションは他の力ある選手の方がいいよ。」とフリッシュは言っている。フリッシュのツール・ド・フランスデビューはやっぱり来年かな?

  第9ステージ(個人タイムトライアル)  LyssBiel 34,5 km
1. T・Steinhauser (ドイツ、ゲロステイナー  44分17秒88
2. B・ジュリック(アメリカ、チームテレコム)  16秒99遅れ
3. A・ツェーレ(スイス、チームコースト)  37秒27遅れ
  総合成績  
1. A・ツェーレ(スイス、チームコースト)  37時間15分09秒
2. P・ワデッキ(ポーランド、ドモ)   1分27秒遅れ
3. N・フリッシュ(フランス、ラ・フランセーズデジュ)  1分38秒遅れ

 


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