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【ツール・ド・スイス 第8、第9ステージ】
26日の行われた第8ステージは、78キロ地点で、コメッソ(イタリア、サエコ)、ホスト(ベルギー、ドモ)、ウィルソン(オーストラリア、フランセーズデジュ)の3選手が集団から逃げる。ゴール60キロ手前でウィルソンが脱落し、ゴール35キロ手前で、先頭はコメッソただ一人となる。しかし、集団の追い上げるスピードには敵わず、150キロに渡る逃げはつぶれ、ゴール勝負となり、テレコムのチームワークで、スプリント王のザベル(ドイツ、チームテレコム)が優勝を手にした。
期待されているツール・ド・フランス、7度目のマイヨヴェールも夢ではなさそうだ。
総合成績はかわらず、ツェーレ。
第8ステージ Vevey〜Lyss 235 km | ||
1. | E・ザベル(ドイツ、チームテレコム) | 5時間45分53秒 |
2. | S・トゥッテンベルグ(ドイツ、フォナック) | 同タイム |
3. | A・ハウプトマン(スロベキア、タッコーニ) | 同タイム |
総合成績 | ||
1. | A・ツェーレ(スイス、チームコースト) | 36時間30分14秒 |
2. | L・デュフォー(スイス、アレッシオ) | 3秒遅れ |
3. | P・ワデッキ(ポーランド、ドモ) | 19秒遅れ |
最終第9ステージは、34、5キロの個人タイムトライアル。
ベストタイムを出したのは、Steinhauser(ドイツ、ゲロステイナー)。ツェーレ(スイス、チームコースト)は、この日3位に入った。1995年、トンコフに11秒差で惜しくも総合2位となってしまったツェーレは、33歳にしてやっと地元ツール・ド・スイスの総合優勝を果した。
一方、昨日まで総合2位だった同じくスイス人のデュフォー(アレッシオ)は、得意ではないタイムトライアルで順位を下げ4位。かわりに浮上したのが、23歳のフリッシュ(フランス、ラ・フランセーズデジュ)。今年のツール・ド・フランスへの出場が気になるところだが、「ツール・ド・フランスに出場するなんて問題外だったから、僕はこの1ヶ月間で力を使い果たしたんだ。僕には休息が必要なので、僕のポジションは他の力ある選手の方がいいよ。」とフリッシュは言っている。フリッシュのツール・ド・フランスデビューはやっぱり来年かな?
第9ステージ(個人タイムトライアル) Lyss〜Biel 34,5 km | ||
1. | T・Steinhauser (ドイツ、ゲロステイナー) | 44分17秒88 |
2. | B・ジュリック(アメリカ、チームテレコム) | 16秒99遅れ |
3. | A・ツェーレ(スイス、チームコースト) | 37秒27遅れ |
総合成績 | ||
1. | A・ツェーレ(スイス、チームコースト) | 37時間15分09秒 |
2. | P・ワデッキ(ポーランド、ドモ) | 1分27秒遅れ |
3. | N・フリッシュ(フランス、ラ・フランセーズデジュ) | 1分38秒遅れ |
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