VENDREDI 24 Octobre 2003  

【2004年ツールのコースは?】
 23日、パリで来年のツールのコースが発表された。101回目となる来年のツールは、ベルギーのリエージュからスタートし、最初の4日間はベルギーを走り、その後反時計回りでフランスを一周。3週間後にパリのシャンゼリゼにゴールする。

 参加チームは22チーム計198選手、7月3日〜25日までプロローグと20ステージで行われ、総距離は3429km。平地コースは計11ステージ、山岳コースは計7ステージ(TT含む)で、超級、カテゴリー1級、カテゴリー2級の峠が21峠、チームタイムトライアルは1ステージ、個人タイムトライアルは2ステージあり、例年と同じく休息日は2日ある。

 今回の見どころは、なんと言ってもラルプデュエズ15キロ上り坂の個人タイムトライアル(個人TT)。それも第16ステージに設けられていて、例年よりずいぶん遅く最初の個人TTが行われる。この後、2日間山岳コースを走り、2つ目の個人TT(60km)を迎える。接戦した今年のツールと同じ醍醐味を味わえるように、後半に難易度が集中するコース設定となり、レースの行方は最後まで目が離せない。

 アームストロングの6連覇になるか?それともウルリッヒが王者に返り咲くか?来年のツールは、今年以上に白熱しそう。

【CHIHOのちょっとした話】
 史上初のラルプデュエズでのタイムトライアルが行われますが、山岳の醍醐味って、やっぱり集団からのアタック!姿が、いいような気がするので、タイムトライアルだと、少々盛りあがりに欠けるような気がします。どうなるのかな?平地のタイムトライアルとは違うので、山岳が得意な選手、エラスやベルトランとかのスペイン勢は、少し有利かも。ベロキ、ビノクロフ、シモーニ、今年のラルプを制したマヨなどの個人TTの走り次第で、今年以上の盛りあがりが期待されそうです。
 個人的には、前半のベルギーやフランス北西のブルターニュ地方の熱狂的な観客の応援を期待したいです。やはり、いい観客はレースを面白くしてくれます。一発狙いの選手にとって、観客のパワーは絶大。どんな選手が活躍するのか、楽しみですね〜。

2004年ツールのコースについての詳細は、http://www.letour.fr/ または、11月20日発売のサイクルスポーツ12月号をご覧ください。

 


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