それはまさに一瞬…  The つめあって
R E P O R T

※注:このページの構成はふざけてやっています。

■ 97年、ジュープラン峠の上で視線を交わし合うディディエ・ルース(フェスティナ)と我が相棒ちほちゃん。後日談:「ルースーっ、て呼んだら、こっち向いた。」とのこと。ちなみにこの年のツールにおけるルースのレーパンはちょっと短い。全身を見たかったら写真をクリック!

 

  ■ 時が 止まる ■

私たちは、観戦している時は本当にただの人である。
何も考えず、目当ての選手が来たら
どんな形であれ一生懸命応援してしまうし、
普段特に気にしていなくても、名前を知っている選手が必死に走っている姿を見たら
その名を呼んでやはり応援したくなるのである。
選手はレース中だから、観客のことなどほとんど眼中にはないだろう、
と、思っていたその時、選手はこちらを向いた…。

■ 同じく97年ジュープラン峠、共に行動していたK原っち(愛称)が走り出した!
「ポーリー!ポーリー!!」
彼は「山の最後の集団をいつも先頭で引いている
ポーリ(エロス・ポーリ、ガン)が好き」だと言う。
ランドナーにむちゃくちゃな荷物を積んで
ハイクラスの峠を上ってきたつわものでもある。
全体を見たい場合は写真をクリック!最後の集団には、あの人が…(笑)。

 

  ■ 夢の続き ■

 こちらを向いた彼は、軽く手をあげ、にやりと笑みを浮かべた…。
 以心伝心?応援するこころには、国境だって無いことが、うれしい。
 
 山は坂である。当たり前だけど、選手の走るスピードは平地より当然遅い。平地のステージでは見れなかった選手の顔もはっきりと見える。息遣いも、身近に感じることが出来るのだ。

 また次に逢った時、彼はまた微笑み返してくれるだろうか?


え、私…?       つめられ

彼等の視線が、こちらに向く時がある。偶然か?それとも……

冷静に考えれば(笑)本当にどうってこたないのですが、現像した写真を見て選手が明らかにこっちを見ているのがあると、「ええっ?な、何故…?」と思ってしまうもんです。(撮ってる時は、気がついたことはない…。)

  

■ 98年、第16ステージ マドレーヌ峠。左2枚:アシックスの彼はビドンを持ちながら、こっち見てる〜!
  タフィ(マペイ)がなんか話し掛けてるみたいに撮れてしまって、ヘンな写真だ…。
  右2枚:バネストの彼、ガルシアもやはりこっちをばっちり見ている。うう…こわい…(いつもの彼はとってもお茶目なのだ)。

  そして、何と言っても「彼」目があってるズになってしまったことをご報告せねばっっ。

マリオ・トラベルソーニ だー!!

 念ながらその時の写真はない。上記と同じくマドレーヌ峠。
 最後のプロトンの中に彼はいた。(まあ、スプリンターだし…。)先頭のウーロが通過してからかなりの時間が経っていた。はっきり言ってノルマ消化のために走っているといってもいいその集団は、そういう思い込み(笑)もあってか、ひどく疲れているようにも見えた。
 そんな感覚が私に言葉を発せさせたのかもしれない。
 「あーっ!トラベルソーニー!アレー!!」(奴はイタリア人だっちゅーの)
 それまで写真を撮っていた手をそのまま振り上げ、私は叫んだ。するとである。
 あ、こっち向いた、と思うとにやりと笑い、ぱちっ、とウインクをしたのである。

う、う、ういんく〜!?!?!

 な、なんで山のぼってるのにウインクなんか…!?(笑)
 その後しばらく動きが止まってしまった私だった…。

 そしてこの後も、トラベルソーニのウインク事件は私をにやにやさせるのだった。うふふ。

 シャンゼリゼにゴールする8月2日、スタート前の金髪メルカトーネの車の前に行くと彼がいた。今度はちゃんと写真を撮らせてもらおう。そう思って彼にカメラを向けた。
 彼はこちらに気づいてくれた。シャッターをきった。
 「グラッツィエ!」今度はちゃんとイタリア語でお礼を言えた、と思ったら、
 彼は、またウインクした
 もう、このイタリアンたらっ!!

 補足 : 「トラベルソーニの生態」へジャンプ!

 

             ……あなたと見つめあいたい!  

   そんな彼氏彼女に朗報!

マドレーヌで培ったその「秘訣」を伝授いたしましょう。それは…

注;ワタシ
超まっ黄色の服を着て観戦することです(笑)。
だからみんなこっち見たんだ。
(この格好で自転車で走ると、沿道から「アレー、マイヨジョーヌー!」
とか「アレ!パンターニ!!(98年の場合)」
などの声援を受けてしまいます。(ホントだよ))


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