2002年ツール話

 

 今年もツールへ行ってきました。今年は雨も降らず、いい天気が続き、持っていった冬服は、ほとんど着る機会がありませんでした。でも、今パリは寒いらしいですよ。あぁ、フランスに戻りたい。

 ツールは、今年もアームストロングの優勝、ツール4連覇。強いですね〜。
そこで、今年のツールで私的に感動したシーンベスト3!!

 第3位は、「お〜シャンゼリゼ!」 いつもは、コンコルド広場の選手たちが来る側で見ているんですが、ここだとゴール付近が見えないんですよね。今年はいつもの場所に行けなくって、反対側にいたのですが、ゴールへ駆け込む集団が見られたんですよ。一気にスピードが上がって、伸びる集団は圧巻でした。でも、このあたりって一般の人は入られないからな〜。パリの警備は、ちょ〜厳しい。やたらとポリスがいますからね。でも、スポーツ的知名度からして、これぐらいいて当たり前なのかな?

 第2位は、「橋のある下り坂」って、どこやねんそれ!って感じですが、私もどこだか忘れました。スミマセン。
今年は、和田カメラマンとの同行でして、ここで撮ろう!と決めたのが、この場所だったわけです。何が良かったかと言うと、下ってきた選手たちが目の前をピュ〜っと通り、その後もう少しカーブ2つほど下った所にある橋の上を通り、山の合間へ吸いこまれていく風景が、なんとも絵になって感動しました。下りを1列になって、サーっと流れるように走っていく様子は、テレビで見るヘリコプター中継とは一味違う生の良さを感じました。

 ジャジャ〜ン 第1位は!!
「ラプラ−ニュ峠のジャラベール通過後」です。細かすぎる?トップで来たアームストロングにも熱狂しましたが、それより今年で引退のジャラベール。通過前のジャジャコールは、ワクワク度を募らせ、目の前を通過した時は、写真を撮るのでちょっと必死でした。目の前を通るジャラベールは、のほほ〜んと走っていたので、「あぁジャラベール〜、頑張ったね」という気持ちがじわり。それが、通過したあとがさらに凄かった。通り過ぎても、峠を上っていくジャラベールにずっと声援が贈られて、鳥肌がたってしまいました。みんなの声援に、すっごい心がこもっていたんですよ。それが、峠でずっと響くもので、それは涙じわ〜りの感動ものでした。その後知ったのですが、ジャラベール自身も、鳥肌がたったそうです。それほど、凄かったんですよ。あの場にいれて、本当に幸せでした。

 ツール終盤に、ジャラベールの記者会見がプレスンセンターの隅であったのですが、そこでワタクシある質問をしてみました。それも、ちゃんとした質問が終わって、帰るジャラベールを追って…。だけど、サインを求める人など、敵は多し。なかなかジャラベールに話しかけられず、戸惑っていると、「もうこのあと質問には、応じないからね。聞くなら今だよ」と言われてしまい、思いきって人々を押しのけした質問とは?さーてなんでしょうか?その質問にジャラベール、思わず笑ってました。ドテって、ちょっとずっこける質問かも?でも、こっちは必死だったんですけど…。答えは、8月20日に発売されるサイクルスポーツ9月号(八重洲出版)で、探してみてください。

 

 


みんな並べば、ジャラベール。
おじさんたちの帽子がそれそれ違っていて、面白い。上にはコースに並ぶ人人人。
(Photo: CHIHO)

 


いろいろな思いを胸に、上ってきたコースを見るジャラベール。(Photo: CHIHO)

 

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